株初心者の落とし穴と、わたしが「ボロ株地獄」から学んだ安心投資の続け方

こんにちは、はなです。

「積み立て投資は安心そうだけど、株投資もちょっと気になる…」
「でも失敗したら怖いし、やっぱり難しいのかな?」

そんなふうに思ったことはありませんか?

わたしも看護師時代、夜勤明けのボ〜っとした頭でSNSを見て、
「この株、今年テンバガー!」なんて投稿を信じて飛びついてしまい…。

結果、給料の数万円を一瞬で溶かしました(笑)。
(※あのときは「夜勤3回分が消えた…」と本気で泣いたんです)

でも、その失敗があったからこそ学べたこともあり、
今では “つみたて投資(NISAも)でコツコツ+株は安定重視” というスタイルに落ち着きました。

今日はその経験をもとに、株初心者がやりがちな失敗や、底値銘柄に惑わされたときの落とし穴、そして含み損との付き合い方をシェアしますね。

目次

株初心者の失敗談|底値銘柄や含み損でよくある4つの落とし穴

投資を始めたばかりのころって、どうしても「楽して稼ぎたい!」「損はしたくない!」気持ちが先行しちゃいますよね。
でもその焦りが“落とし穴”になりがち…。

ここでは、株初心者あるあるの失敗を、ちょっとした豆知識も交えて解説します

① SNSの儲ける情報をうのみにする

「この株は今から爆上げ!」なんてSNS投稿を信じて買ったら、気づけば株価は下がる一方…。

  • SNSの情報って、仕込んだ人が売り抜けたいから流しているケースもあります。
  • 「仕手株」と呼ばれる急騰銘柄は、上がるスピードも速いけど、落ちるのはもっと速い。
  • 個人投資家が飛びついたころには、もう大口投資家が利益確定していることも多いんです。

豆知識
仕手株とは、投資グループや一部の大口投資家が意図的に株価を動かす銘柄のこと。

「株価は“需給”で動く」=買う人が増えれば上がる、売る人が増えれば下がる。
SNSはその“買う人を増やすための道具”になってることもあるんですよ。


② ボロ株や底値銘柄に夢を託す

「1株50円だから1000株買えばワンチャン!」…こういう考え、わたしもやりました(笑)。
でも安い株=掘り出し物じゃないんです。

  • 株価が安い理由 → 業績不振、経営危機、上場廃止リスク
  • 「底値だと思ったら、さらに下がる」なんてことも日常茶飯事

豆知識
ボロ株投資を狙うのはプロでも難しいジャンル。
初心者はまず、日経平均に入っているような大手企業株から始めるほうが安心です。


③ テクニカルサインに振り回される

「この線(移動平均線)が交差したから買い!」とエントリーしたけど、なぜか逆に下がる…。

  • テクニカルは“過去の動きの結果”であって、未来を保証するものではありません。
  • 短期トレードほどテクニカルの“だまし”に振り回されやすい。
  • 経済ニュースや決算情報など、ファンダメンタルズも見ないと危険です。

豆知識|テクニカルとファンダの違い

ファンダメンタルズ分析
 → 企業の業績・売上・利益・ニュース・景気など“中身”を見て判断する方法。
 例えるなら「その土地の気候や季節」を見ること。長期的に見ればこちらの方が安定。

テクニカル分析
 → 株価チャートや移動平均線など、“グラフの形”から未来を予測する方法。
 例えるなら「天気予報」みたいなもの。過去の雲の流れを見て「明日は晴れるかも」と予想する感じ。

株のテクニカルと損切りルール|銘柄のクセを体験から学んだこと

でも、実際に投資をやってみると「テクニカルどおりにきれいに上がる・下がるパターン」もあれば、全く逆に動く“だましパターン”もあります。だからこそ 銘柄ごとのクセや傾向をつかむこと が大事だと実感しました。

同じゴールデンクロスでも、ある銘柄は素直に上昇するのに、別の銘柄では全然機能しないこともあるんです。結局は「このサインが出たらどれくらいの確率で期待どおりに動くか?」=期待値 を意識してトレードすることが大切。

そしてもう一つ大切なのが、「予想と反した動きになったとき、どこで損切りするか」ルールを決めておくこと
「株価がエントリーから3%逆に動いたら切る」など、自分の中で基準を持つことで、感情に流されずに冷静な判断ができます。

さらに、損切りしたときのマイナスは「損益通算」で翌年以降の利益と相殺できる仕組みもあるんです。
例えば、今年マイナス20万円で終わっても、来年のプラス利益と差し引けるので、税金面での救済があるんですね。

「損したくないから売れない」よりも、損切りしてリスクを抑えたほうが結果的に得になることもある、ということ。


④ 欲張って利益を全部取りたい

「最安値で買って最高値で売るぞ!」と粘ってしまい、気づけば含み損…。

  • 株の格言に「頭としっぽはくれてやれ」という言葉があります。
  • 要するに、全部を取ろうと欲張らず、真ん中だけ取れれば十分
  • 「利益があるうちに売る」ほうが、結果的に勝ちやすいんです。

豆知識
プロ投資家でも“底値で買って天井で売る”のはほぼ不可能。
「+5%で利確」「−3%で損切り」といったルールを作ると、冷静に判断できます。

魚は頭としっぽをくれてやれにゃ〜


こちらのわたしの副業失敗談もおすすめ

株初心者の失敗体験談|元看護師の私が学んだ勝ち方と教訓

ここからは、わたしのリアルな話です。

当時のわたしは、株の知識がほとんどありませんでした。
SNSやYouTubeで勉強していたつもりが、実際は情報に振り回されていただけだったんです。

そんなとき目にしたのが、
「この株、近いうちにテンバガー(10倍)!」「今が底値!」という投稿。

みんなが買っている様子を見て、「夜勤1回分より大きなチャンスかも!」と飛びつきました。


株初心者の失敗談|含み損60万円で気づいたこと

一時的に少し上がったのですが、
「もっと上がるかも」「利益を逃したくない」という欲が出て売れず…。

数日後には一気に下落、マイナス10万円
完全に「高値づかみ」でした。

しかもその瞬間からが本当に苦しかったんです。
夜勤明けのクタクタな体でスマホを開くと、真っ赤なチャート。
「含み損 −○万円」という文字を見ただけで胃がキリキリして、アプリを閉じたくなる。
それでも気になってまた開いてしまう → さらに下がって絶望…。
そんな“負のループ”でした。

最初は「ここで買い増せば平均取得単価が下がるから大丈夫」と安易に考えて、損しているのに追加で買い増しを繰り返してしまいました。
いわゆる落ちるナイフを掴む行為です。買えば買うほど平均値は下がるけれど、相場が戻らない間は含み損がどんどん膨らむだけ。
結果的にその買い増しが裏目に出て、損失はさらに拡大して 最終的にはマイナス60万円まで膨らみました。

幸いにして現物投資(信用取引ではなく、持っているお金で株を買う方法)だったので、
借金まではいかずに済みましたが、精神的ダメージは大きかったです。

しかもその株は、いわゆる低位株・ボロ株(株価が低い株で、上場廃止などのリスクが大きい)。
企業の名前も知らなければ、何をしている会社かも調べていませんでした。
ただ「SNSで上がるって言ってたから」という理由だけで買ったんです。


株初心者が失敗から学んだ投資ルール5選

この大失敗をきっかけに、わたしは冷静になって「もう同じことは繰り返さない!」と自分のなかでルールを決めました↓

  1. 大手企業の株だけを扱う
     → 聞いたことのない会社やボロ株には手を出さない。
      医療でいうなら、信頼できる“大病院”に任せるイメージ。
      万が一下がっても「現物で持ち続けたい」と思える企業に投資。
  2. SNSは参考程度。最終判断は自分で
     → 誰かの「買った方がいい!」ではなく、
      「わたしが調べたから買う」と判断できることを大切に。
  3. “頭としっぽはくれてやれ”の精神で欲を抑える
     → 最安値で買って最高値で売るのは不可能。
      テクニカルを目安にしつつ、ルールを決めて売買。
  4. 株は現物投資に限定する
     → 借金リスクのある信用取引はしない。
      自分の性格的にも「コツコツ現物」が合っている。
  5. 落ちるナイフは掴まない
     → 損失を取り返そうとナンピン(買い増し)しても、下落が続けば傷口は広がるだけ。
      「底値は誰にもわからない」と肝に銘じて、まずは損切りや撤退のルールを決めることが大事。

よくある傾向
実は「含み損を取り戻したい」とナンピンしてさらに損失を広げるのは、多くの初心者が経験する失敗の一つ。
証券会社や投資本でも“落ちるナイフを掴むな”は鉄則として紹介されるくらい、典型的な失敗パターンなんです。
プロ投資家でさえ「底値」を正確に読める人はいないので、初心者が無理に狙うのは危険。
むしろ「ここが底かも?」と思ったときほど冷静に距離をとることが、長く投資を続けるコツなんです。


株が怖いから安心へ|初心者でも続けられる投資の工夫

このルールを守るようになってから、投資に振り回されることが減りました。
気づけば株が「怖いもの」ではなく、“お金を育ててくれる味方”に思えるようになったんです。


忙しい人でもできる投資|わたしを助けた投資信託の積立

株とは別に、資産を着実に増やしてくれたのが 投資信託の積立サービス です。

  • 少額からスタートできる
  • 毎月自動で運用してくれる
  • 看護師のシフト制でも続けやすい

まさに「忙しい人のための投資」でした。

でも、いいことばかりではありません。
投資信託といっても、魔法のように必ず増えるわけではありません。

  • 世界的な不況やコロナショックのような出来事があれば、一時的に資産が減ることもある
  • 積立をやめてしまえば「コツコツ効果」が薄れる
  • 元本割れ(最初に入れた金額より減ること)も起こり得る

つまり、「損しない投資」ではないんです。

それでもわたしが安心して続けられたのは、
“長期で見れば右肩上がりになりやすい” という仕組みを理解していたから。

夜勤明けにチャートを見て一喜一憂する必要がなくなり、
「メンタルに左右されない投資」に変わりました。

これは、わたしの性格にすごく合っていたんです。

株投資が向いている人・向いていない人【初心者向けチェック】

「株に興味はあるけど、わたしに合ってるのかな?」と不安に思う方も多いはず。
実際、株投資は“誰にでもおすすめ”というわけではありません。

ここでは、株投資に向いている人と向いていない人の特徴を整理しました。
自分がどちらに当てはまるかを確認して、無理のないスタイルを見つけてみてくださいね。

株投資が向いている人

  • 余剰資金がある人
     → 生活費や急な出費に使うお金とは別に「投資用のお金」を確保できる。
  • 株の基礎知識を学ぶ意欲がある人
     → 本やネットで基本を勉強するのを面倒くさがらない。
  • 企業情報を自分で調べられる人
     → 名前も知らない会社に適当に投資しない。業績やニュースを確認できる。
  • 自分の投資ルールを守れる人
     → 「利益+5%で売る」「損−3%で切る」などを決めて実践できる。

株投資が向いていない人

  • 「すぐに大きく稼ぎたい」と思っている人
  • 借金や生活費を削ってまで投資しようとする人
  • 値動きが気になって仕事や生活に支障が出る人
  • 勉強や情報収集を面倒だと思う人
  • SNSや他人の意見をうのみにして自分で判断しない人

豆知識
株はギャンブルではなく「資産形成の一手段」。
向き不向きを知ることで、無理なく続けられるスタイルが見つかります。

また「平日は仕事でチャートなんて見れないから無理」と思う人もいますが、
実際はスイングトレード(数日〜数週間で売買)長期投資(数年単位で保有)なら、毎日株価を見張る必要はありません。
忙しい人でも取り組めるスタイルがあるんです。

まとめ|株初心者は「底値銘柄の誘惑」に注意

・底値だと思って飛びついた銘柄で含み損…これは初心者あるあるの失敗談

・安さの裏には理由がある。大手企業株+現物投資でコツコツ続けるのが安心

・株は「ギャンブル」ではなく「資産形成の一手段」

「絶対に儲かる」方法はないけれど、知識をつけながら少しずつ経験を積むことで、
“焦らず長く続けられる投資”に変わっていきます。

わたしの場合は、「まずはつみたてNISAで慣れてから、株も少しずつ」という流れがちょうどよかったです。
人によって合うスタイルは違うので、無理のない形を見つけてくださいね。

注意:投資には必ずリスクがあります。
「絶対に儲かる」と断言する情報には注意しながら、
自分のペースでコツコツと“経験を積む投資”を続けていきましょう。

読んでくださってありがとうございました。
今日もあなたの1日がいい日になりますように!


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